「保育士は高給取り」と言ったウチの母親について
今となっては昔の事だが、母親から有難い?アドバイスを頂いたことがある。
「保育士は高給取り」
は?
一般的には、保育士は過酷な労働環境に置かれ、それに見合った収入がない事が問題視されており、そのため人も集まらないという負のスパイラルに陥っている業種であると認識してされている。
それを「高給取り」と平然と言ってのけた母親…さすがに世間知らずにも程があると思い、私は保育士の抱える問題を説明することになった。
しかし母親は理解を示さずに「〇〇先生はいい車に乗っていた!」「保育士は高給取りだ!」と譲ることはなかった。
何を言っても無駄だと思い、その時はスルーすることにしたが、最近、その事を思い返してしまい、ムシャクシャしたのでその「いい車に乗っていた」という発言を掘り返して考察してみようと思いました。
まず車は高給取りにしか買えないのか?
答えはNOだ
まず私の住んでいた地域は、クソがつくほどのド田舎、車がなくては買い物も通勤もままならない。そのため車を持っていることは、ステータスでもなんでもなく社会生活を送る上で不可欠なものとして考えていいだろう。
そのため金持ちだろうが貧乏だろうが車を持っていない社会人は存在していないと言い切っても過言ではない。
そのため車を持っていること自体は高給取りの証とはなりえない
重要なのは車種である
しかし、詳しい車種を思い出すことなど出来るはずもなく、、、しかし続けます。
正直な話、田舎は娯楽がない。
それ故に車に全部突っ込んだみたいなこともありえる話、それを元に高給取りだとか宣うのは浅はかな極まりないことだ。そもそも保育園の先生が乗っていたのは普通のワゴン車だ。
ベンツやBMWに乗っていたならまあ分からんでもないけど普通のワゴン車だ。
中古なら100万ほどで買える程度のものなので、前述の通り田舎じゃ最低限と言っていい装備である。
車を購入する値段の目安を調べたところ、年収の半分以下に収めると良いらしいことがわかった。
それを考慮しても先生の車が高給取りの証になる訳もない。
これを見て高給取りだなんてこんな馬鹿な話があっていいものなのか
さすがに世間知らずにも程がある
世間には、金持ちは世間知らずだ。みたいなことを言う人がいるが、私は、実際のところ貧乏人の方が絶対に世間知らずだと思う。世間知らずというより知識と知能が足りていないことが多い。多分引き算が出来れば神童みたいな世界で生きているんだろう。
さすがに笑う
深淵をのぞく時深淵もまたこちらをのぞいている、という言葉があるように、自分もここにずっと居たら、こんな世間知らずのアホになっているかもと思うと恐怖を感じます。
もしかしたらもう手遅れかもしれませんが。
狭い世界に閉じこもらず、広い視野で世界を見て、自分をアップデートすることがこれからを生きる上で大事だと、反面教師にして強く生きていきたいものです。